2014年6月10日
2014年6月9日、ヘンティ県ボルオンドゥルにある第29郡間裁判所に出張して現地の調停の状況についてモニタリング調査を行いました。
ヘンティ県ボルオンドゥルは、ウランバートルから東南に300km余りの場所にあります。この町は蛍石の鉱山が主要産業であり、1980年代から都市として整備されてきました。現在でも町の人口約10000人のうち約1000人から1500人が鉱山労働に従事しています。裁判所の建物は世界銀行の支援により最近建設されたものであり、小ぶりながらも立派な建物でした。
第29郡間裁判所は5つの郡を管轄していますが、2014年2月4日から6月までに受理した調停事件は16件でした(民事事件の受理数は134件の約12%)。家事事件が1件もないのが特徴的ですが、僻地の遊牧民が貧しく裁判所まで来られないといった事情があるようです。裁判所からは、地方に巡回して調停を行うことが可能かどうかといった要望が出ました。また、法律扶助センターも撤退し、現在、管内には、弁護士が1人もいないといった事情も明らかになりました。
裁判所で10年以上書記官として勤務したベテラン調停人
明るい雰囲気の調停室
裁判所の庁舎
裁判所の受付
モニタリングの様子
町の様子

ボルオンドゥルの場所
出典:JICA調停制度強化プロジェクトフェーズ2「プロジェクトニュース」2014年6月10日
